2009年5月31日日曜日

ブレッドボード

電子回路のプロトタイピングには、ブレッドボードを使うと簡単です。
パンを切るための板に似ているから・・・「ブレッドボード」らしいです。



中には、こんな感じで電気を流す板(図では赤い線)が入っているようです。(見たことはないですが・・・)



穴に導線や、電子部品(センサや抵抗など)を刺して回路を作ります。



例えば、こんなLEDを点灯させるには、

こんな感じで回路をつくります。

動くか確かめる

Arduinoも手に入れて、環境もインストールできたら、
ちゃーんと動くか試してみましょう。

最近のコンピュータには、USBポートが付いているので
USB-AとUSB-Bがついているコードを用意して(100円ショップで買ってきました)
早速接続しましょう。
Windowsでは、COMポートとして認識されます。
ちょっと面倒な操作をして、ポート番号を確認して設定します。

Ubuntuでは、自動的に

このように確認できます。

メニューから Skechbook - Examples - Digital - Blink と選択してサンプルを開きます。


Arduinoでは、プログラムをスケッチといいます。
このスケッチは、13番ピンに接続したLEDを点滅させます。
なぜ13番なの? というとArduinoに13番ピンに接続したLEDがついているから回路を作る必要がないからです。
さて、動かし方です。
自分のボードを選択します。


以上で設定終了です。

スケッチをダウンロードして実行する

ここをクリックしましょう!
うまくいけばArduinoの13番ピンに接続されたLEDが点滅します。



もし・・・

こんなエラーが出ちゃったときは、
ボードが正しく選ばれているかもう一度確認しましょう

さあ、これで、動くか確かめることができたので、自分のスケッチを楽しめます。

環境を整える

Arduinoは、自分で作ることもできますが、電子工作初心者には、完成品がお薦めです。
わたしは、スイッチサイエンスで購入しました。
Arduinoを用意できたらコンピュータにつないで、Arduinoになにをしてほしいかお願いします。
Arduinoに、お願いするには、スケッチと呼ばれるプログラムを書きます。
スケッチを書いたり、Arduinoに送ったりすることを簡単にできるソフトウェアがArduino HomePageに無償で用意されています。
自分のパソコンの環境にあったものをダウンロードしてインストールしましょう。
WindowsとUbuntuで試しましたが、どちらも簡単に使用可能でした。

準備
Java環境のインストールと環境設定

最新版のダウンロード
Arduino - Softwareページから最新版をダウンロード

インストール作業
ダウンロードのページから NextSteps の Getting Started を選択すると各環境のインストール手順が図とともに詳細に解説されています(英語)。英語といっても、図が豊富ですからわかると思います。

起動しよう
インストールが終了したら起動してみましょう


Ubuntu で Arduinoを起動しました。
開いているファイルは、同時にインストールされるサンプルです。

ここで、うまく起動できない時は、Java環境を再確認しましょう。

Arduino入門

Arduinoってはじめて聞いたという人も多いと思います。
詳細は、Arduino HomePageで確認できます(英語)。
日本語でもいろいろ解説されています。Arduino 日本語リファレンスは、とくにお薦めです。


このイラストはInkscapeで作成しました。

Arduinoは、アイデアをスケッチを描くように、電子回路を作れる環境です。
身の回りにある電気で動くおもちゃを改造したり、クリスマスのイルミネーションをオリジナルにしたり簡単にできちゃうかも?

Arduinoには、電気を出し入れできる穴がたくさん開いています。ここに電線を差し込んで、ちょっとお願いすると、自分のやりたいことができるかも?